Web集客の実務コラム|SEO・AIO・広告運用・アクセス解析|合同会社八千代に

AIO・LLMO対策とは?広島の中小企業が大規模なサイト改修なしでAI検索に対応する方法

作成者: 代表社員 吉田 武史|Aug 6, 2026, 4:44:07 AM

ホームページは制作会社にお願いして、デザインもきれいに整っている。ブログ記事も載せていて、アクセスもそれなりにある。それでも、問い合わせや成約にはつながっていない。広島県内の中小企業の経営者の方から、実際にこういったご相談を受けることが増えています。

そして多くの場合、「改修をお願いすると、小さな修正でも思った以上の費用がかかる。だから本格的なテコ入れには踏み出せずにいる」という事情が、その後ろにあったりします。

この記事では、その状況がGoogleのAI Overviews(検索結果の最上部にAIの回答が表示される機能)やChatGPTといったAI検索の普及でどう変わったか、そしてAIO・LLMO対策と呼ばれる取り組みを、自社サイトの大規模改修なしで始める方法についてお伝えします。

なぜ「アクセスはあるのに成約しない」サイトが多いのか

まず、AI以前からある構造の話です。

地方の中小企業がホームページを任せる先は、多くの場合ウェブ制作会社やデザイン会社です。制作会社はデザインと実装のプロですが、「訪問した人をどう問い合わせまで運ぶか」という導線の設計や、その先のマーケティングまで請け負っているケースは、実際にはそれほど多くありません。ですので、見た目は立派でも、読んだ人が次に何をすればいいのか分からないサイトが出来上がる、ということが起こります。

さらに、直そうとすると改修費用の壁があります。ちょっとした文言の変更やボタンの追加でも、都度見積もりで数万円から数十万円。そうなると「アクセスはあるし、まあこのままでいいか」と、手を入れないまま数年が経つ。これが、広島に限らず地方の中小企業サイトで非常によく見る実情です。

ご自身のサイトについて、「最後に中身を更新したのはいつだったか」をすぐ思い出せるかどうか。ここがひとつの目安になるところです。

Google AI Overviews時代に、何が変わったか

そこに、検索そのものの変化が重なりました。

Googleで調べものをすると、検索結果の一番上にAIがまとめた回答が表示されることが増えています。これがAI Overviewsで、2026年の調査では、地域の店舗や会社を探すようなローカル検索の約40%にこの枠が出現しています。利用者はリンクを押して各社のサイトを見比べる前に、AIの回答の中で「候補」を受け取ってしまうわけです。

ここで重要なのは、AIに名前を挙げてもらえる企業が、ごく一部だという点です。2026年のローカルAI検索調査では、AIに推奨されるローカル企業は全体の1.2%とされています。残りの98.8%は、検索順位が下がるのではなく、そもそも選択肢の一覧に入らない。順位争いとは別の場所で、載るか載らないかが分かれている、というのが今起きている変化です。

つまり、「ホームページを持っていて、アクセスもある」ことと、「AIが誰かに紹介するときの候補に入っている」ことは、まったく別の話になった、というところです。

ここで一度、貴社の業種名で「広島 ◯◯ おすすめ」とChatGPTやGoogleに聞いてみると、いまどちら側にいるかが分かります。名前が出てくるか、出てこないか。これがひとつの現在地確認になるところです。

AI検索に選ばれる条件は、自社サイトの「外」にある

では、AIはどうやって紹介する企業を決めているのか。ここに、少し意外なデータがあります。

Ahrefsが75,000ブランドを分析した調査では、AI検索での可視性と最も相関が強かったのは、第三者のサイトでそのブランドが言及されている量で、相関係数は0.664でした。一方、従来のSEOで重視されてきた被リンクとの相関は0.218にとどまります。54の研究をまとめたメタ分析でも、言及の効きは被リンクの約3倍とされています。

さらに、ChatGPTが引用するコンテンツの形式を見ると、第1位は「おすすめ◯選」のような選定型のまとめ記事で、引用全体の43.8%を占めます。ローカル検索の実測でも、引用の約22%が第三者の「ベスト◯選」系の記事でした。

これが何を意味するかというと、自社サイトの中にどれだけ書き込んでも、AIの引用にはほとんど寄与しない、ということです。AIが見ているのは「第三者が、その会社について、文脈つきで何と書いているか」。評価の置き場所が、自社サイトの外側にあるわけです。

視点を変えると、これは高額な改修費用がネックで自社サイトに手を入れられずにいた会社にとって、悪い話ばかりではありません。勝負の場所が「自社サイトの作り込み合戦」から外れたのですから、サイトを全面リニューアルしなくても打てる手が出てきた、という見方もできます。

AIO・LLMO対策とは:第三者メディアに正しい情報を継続的に露出させる仕組み

AIO対策(AI Overviewsへの最適化)、LLMO対策(ChatGPTなどの大規模言語モデルへの最適化)と、呼び方はいくつかありますが、中身はほぼ共通しています。AIが引用しやすい形式で、正確な情報を、鮮度を保って置いておくこと。これに尽きます。

引用されやすさには、実測にもとづく条件がいくつか分かってきています。例えば、FAQ形式で整理された情報は本文に埋め込まれた場合の3.2倍引用されやすく、数値データを19項目以上含むページは引用率が2〜3倍になり、統計情報の追加でAIでの可視性が30〜40%向上する、といったものです。また、Perplexityのように情報の新しさを強く重視するAIもあり、数年前に作ったきりのページは、それだけで候補から外れやすくなります。

ここから言えるのは、AIO・LLMO対策は「一回作って終わり」のホームページ制作とは性質が違う、ということです。第三者のメディア上に、引用されやすい形式で自社の情報を持ち、それを継続的に更新し続ける。この仕組みを持てるかどうかが分かれ目になります。

貴社の会社概要やサービス紹介が、最後に第三者の記事や紹介ページで取り上げられたのはいつだったか。ここがすぐに思い浮かぶかどうかで、いまの立ち位置がある程度見えてくるところです。

ただし、正直にお伝えしておきたいことがあります。これらの条件をすべて整えても、特定のAIに引用されることを保証する方法は存在しません。もし「必ずAIに載せます」と言い切る営業を受けたら、その根拠を確認された方が安心です。約束できるのは、引用される確率を上げる条件を整えること、そして結果を実測して確認すること。ここまでです。

広島で始めるなら:「ひろしま企業セレクト」という選択肢

合同会社八千代には、この仕組みを広島県の中小企業向けに提供する選定型メディア「ひろしま企業セレクト」を運営しています。

「どこに頼めばいい」を、解決する。基準のある会社選び。取材した企業だけを掲載する媒体です。発注者の「広島で◯◯を頼むならどこがいいか」という質問に答える形で、地域の企業を実名・理由つきで選定して紹介します。ポイントは3つあります。

まず、自社サイトの大規模改修なしで始められます。掲載企業ページは、数値データ・FAQ形式・構造化データといった、先ほどのAI引用条件を最初から満たす形で制作する設計にしており、掲載企業側に用意いただくのは取材への対応と一次情報だけです。

次に、第三者メディアとしての言及になります。自社サイトにいくら書いても得られない「第三者による文脈つきの記述」を、AI検索が参照し得る形でつくります。30〜45日サイクルでの更新も予定しており、数年前の情報が載ったままの網羅型データベースとは、ここが構造的に違うところです。

そして、効果は実測して報告する設計にしています。掲載前にAIが貴社をどう扱っているかのベースラインを測定し、3ヶ月後・6ヶ月後に再測定して、変化をそのままお見せする計画です。先ほど申し上げた通り引用の保証はできませんので、代わりに測定結果を隠さず出す、という形で誠実さを担保したいと考えています。

現在、第一号となる掲載企業様のページを公開し、以降の企業様を順次選定しているところです。基準(取材にご協力いただき、一次情報を出していただけるか)に沿って一社ずつ検討していく方針のため、掲載までお時間をいただく場合がありますが、まずは知っていただければと思っています。

まずは、いまの現在地を知ることから

ここまでお読みいただいて、先ほどの「広島 ◯◯ おすすめ」で自社の名前が出てこなかった方も、いらっしゃるかもしれません。ただ、それは悪い結果ではなく、現在地が分かったというだけのことです。いきなり大きな投資をする必要もありません。

出てこなかった理由が、自社サイトの作り込み不足ではなく、そもそも第三者からの言及が足りていなかっただけ、ということも少なくありません。そこが分かれば、どの順番で条件を整えていくか、一緒に検討していきましょう。

「ひろしま企業セレクト」への掲載にご関心のある方は、下記よりお問い合わせください。

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